自分がADHDと気づくまでの話
こんにちは、わいちゃんです。
年100万円生活を目指して
最近は倹約に取り組んだりしています。
今回は私の持っているADHDの考え方について
お話ししてみようと思います。
ADHDの人やADHDらしい症状がある人
自分の周りにそれらしい人がいる方の参考に少しでもなれば幸いです。
自分がADHDと気づくまでの話
最近はよく耳にすることも増えたADHDという言葉ですが、
簡単にいうと注意欠陥多動性障害のことを指しています。
そわそわしたり、簡単なミスが多かったり、記憶が弱かったりという症状があります。
これは先天的になると一応言われているそうですが
後天的に症状が強くなったりすることもあるそうです。
私は専門家ではないため、具体的な記述はさけますので
気になる方は紹介する本をぜひ読んでいただければと思います。
私は昔から「なんか人と違うな〜」と思うことが小学生ごろから気づき始めました。
みんながあたりまえにやっていることが、どうしてもできないんですよね。
・宿題のプリントがなぜか消えて友達にコピーしてもらっていた
・先生の授業を聞いていられず、1人で教科書を読んで勉強していた
・運動神経(空間認識)がとても苦手でボールスポーツは全て空振り
・朝起きられない、遅刻する
・算数は100点なのに、社会は30点(小学生のテストなので平均80点ぐらいの問題)
よく真面目だけど、天然なところあるよね〜とよく言われるのですが
これは1人とかではなく小学生から今20代中盤になっても言われることが多いのです。
大学生の頃限界がくる
ADHDという言葉は知らないまま、
高校、大学と進みました。
大学生になり、一人暮らしを始めましたが
もう生活は本当の本当にめちゃくちゃでした!笑
・お金の管理がどうしてもできない
・部屋にペットボトルと生ゴミが散乱
・冷蔵庫でミイラ量産
・履修をうまく組めない
・車で事故になりかける
この辺りで、自分本格的に何かがおかしいんだろうか?
と悩むようになります。
バイトの簡単なレジ打ちで何度も間違えて都度メモするのに
そのメモがいつの間にか消えている!なんてことは日常です。
すごく評価してもらえることも増えた
反対に専門科目では教授に評価してもらえたり、
大学生の頃に1人で始めた仕事でなかなか成功したりと、評価されることもあったり。
自分はダメな人間なのか、それともできる人間なのか。
自分自身も周りすらもわからず、謎の人物になっていました笑
精神科に行くことに
当時はすごく飽き性な性格もあり(ADHDによくみられるそうです)
アルバイトを転々としていたのですがその一つにバーの店員として働いていました。
そこで仲良くなった社会人の男性に、
「自分ADHDなんだけど、もしかして君もそうかもしれない」と言われたんですよね。
ADHDの診断を受ける
その日は一晩中ADHDについて調べて尽くして夜もまったく眠れませんでした。
ネット上に転がっているADHDの簡易テストをほとんど受け切り、そのほとんどでADHDの可能性あり!と出るたびに落ち込みました。
すぐに精神科にいき、テストを受けてADHDと診断された日のことは
昨日のことのように思いだすことができます。
まず薬は飲まない選択をした
ADHDと診断を受けると薬をもらうことができます。
その薬を飲むことで、注意力の低下や多動と言われるそわそわも落ち着かせることができるそうなのですが、当時は薬を前向きに捉えることがどうしてもできませんでした。
これまでだって失敗しながらなんとかやってきたんだ。
これからだって、対策さえ取れば自分でなんとかやっていける、と思い
まずは薬を飲まないで頑張ってみたいと医師に伝えました。
そして今も飲まずに生活ができています。
ADHDだからどうということはない
当時診断を受けたばかりの頃は受け入れるのに時間がかかりました。
今だって何かをミスしてしまうたびにADHDという言葉が脳裏にちらつきます。
これさえなければ、失敗しなかったと思うこともあれば
何かを成功してもADHDだからできたんだとおもうこともあったり
全ての失敗も成功も全て自分の頑張りではなくADHDだから、で
まとめてしまう気がしてそれが一番怖かったです。
しかし大切な友人に相談したところ「ADHDである前に君は君だよ」といってもらえて
そこからはなんでもADHDのせいにせず、自分の行動に自分で責任をもつことを心に決めました。
診断を受けてよかった
私は診断を受けてよかったと心から思っています。
何かあれば薬に頼ることだってできると、心の拠り所も得られたし
なにより原因がわかればこれまで以上に対処できます。
過去の自分の失敗も許すことができました。
自分の苦手分野や得意分野をはっきりと認識できれば
失敗することも減ってきます。
自分はすごくできないやつだと思っていましたが、
できない部分とできる部分がはっきりしているのだと全てを否定することを
止めることができました。
診断に行くのは怖いかもしれません。
心許せる友人や信頼できる人と一緒に行ってもいいんです。
私は人生がずっと軽やかで楽に過ごせるようになりました。
今日の一冊
ADHDの女性について書かれた本ですが、
私はこの本を読んで何度もないてしまうほど強く共感したことが多かったです。