小説苦手を克服した話【もっと気楽に読もう】
こんにちは、わいちゃんです。
ずっと小説が読めませんでした。
実用書とか、「〇〇する方法!」みたいなタイトルの本は読めるのに…
読書習慣が身について、月20冊程度読めるようになった頃も、小説はちっとも読めなくてちょっとコンプレックス。
今回はそんな小説が苦手だった私が、克服したので一事例として共有させていただきます。
ついでに、小説は役に立つとかではなく、世界を見るレンズが変わるようで、インパクトは実用書以上なのだと痛感しました。
小説苦手を克服した話【もっと気楽に読もう】
はじめに告白いたしますと、「小説読んでなんか意味ある?」とガチめに思っていました。
だってですよ!小説のイメージは国語の教科書。読んで、棒線引いて、作者の伝えようとしていることを予測する。ほんで外れる、つまらん。の印象なのです。
自分はこう感じたな〜って思ったりするのは好きのに、人と「答え合わせ」した時に、「回答」がチガウ…。え?私間違った?私の感覚変?
それが小説嫌いのスタート。
正直、小説って「だから何?」のイメージ強すぎ
しかも小説って時間かかるし長い割に、読んだ後「だから何?」ってなる気がしていた。はっきりいうと「役に立たないんじゃない?」と思っておりました。
自分の為になるかならないかの、曖昧なことに一冊数時間という時間を投じる、なんという贅沢….と思っていたのです。実際その数時間スマホみたりしているんですけどネ。
今となっては「だから何?」も含めて小説なのだと。人生にはだから何?が蔓延っていること。だから良いのだと思えるようになったのですが、これはまた今度。
私が小説を克服した5箇条
・悩みがあるなら、まずは実用書からがいい
・実用書で物足りなく感じ始めてた頃に、小説がしみる
・好きな作家さんに出会えれば、もう克服したも同然
・それまではひたすら試し読み
・解釈の正解を目指さない
まずはじめに、小説嫌いな人にとっていきなり小説はハードルが高すぎる気がします。
幾度となく小説に挑戦し、小説に惨敗した私。
その都度じんわりと、でも確実に小説が苦手になっていく感覚…。
「小説読んだ方がいいってわかっているけれど、なかなか手が伸びなんだよね…
よし、たまには読むか(夏目漱石のぼっちゃん購入)」
となると大体失敗します。名作から手を出しすぎかもしれません。もちろん読みたかったらOKなんですが、まずは最近の出版のものの方が、私は読みやすく感じました。
悩みがあるなら、まずは実用書からがいい
もし解決したい悩みがあったなら早急に解決したい。水の中で溺れかけている状況で、小説は読めない。ごくたまに小説が空気、という方もいるけれど、私の場合は残念ながらまだその域に達していない。だから空気を確保すべく、手っ取り早く実用書で解決しておく。
それからゆっくり小説を読んでも遅くないのだ…。
時間がないなら、時間を得るための方法を読む
お金が足りないなら、お金の扱い方に関する本を読む
幸福に感じないなら、幸福になる方法を読む
料理がストレスなら、料理を楽にする方法を読む
だいたい、自分が悩んでいることの解決策は人生の先輩方が本にしてくれている。しかもめっちゃわかりやすくまとまっているのです。。
だからまず悩んでいることがあれば速攻本読んで、解決しちゃう。今大きな悩みが人生で初めてないから、小説を読めている気がします。
実用書で物足りなく感じ始めてた頃に、小説がしみる
実用書を読みまくっていると、大体の悩みは消えると思う。私の場合は早急に解決したい…いきできない…みたいなピンチは大体本に救ってもらった。
実用書をよんでもなんだか物足りない…そう感じ始めたタイミングで、小説を手にとった時、初めて自分が小説を求めているってわかった、心に染みた、感動した。
大体実用書には、いわゆる「正解」が掲載されている。だから生活を速攻変えてくれるパワーがある。でも「正解」ばかりを浴び続けると今度は「わかっちゃいるけど腑に落ちない、言語化できない気持ち」が生まれてくる。こうするのが正しい、ってわかる。わかるけどやりたくない、できない、嫌い。
そうゆう気持ちを肯定したり、寄り添ったり、時には怒ったりしてくれるのが小説なのかもしれない。
好きな作家さんに出会えれば、もう克服したも同然
と、熱く小説について語っているが、実際すべての小説に救われたわけではない。
小説は好き嫌いがあっていいのだ。あたりまえだけど。
私は、名作として評価されているものを自分も「良い」と感じることができないと、ダメだと思っていた。みんなと同じように「良い」と思えないということは、理解力が乏しかったり、完成が錆び付いていたりすることを意味すると思っていた。減点。国語の授業と一緒。
でも違うのですよね。たくさん読んでいれば、これは….!という作家さんに出会えます。私は出会えました。
それまではひたすら試し読み
そうは言っても、どうやって好きな作家さんに出会うか。。
これはひたすら試し読み!地味だけど、これしかない!
まずは本屋大賞や芥川賞などに選ばれた短くて話題の本を手に取る、ぱらぱらめくる。
最後まで読まなくても良い、もったいないなら借りても良い。図書館に大体ありますよ!話題の本でも待てば借りれるし、1年前の話題の本なら、大体待ちなしで借りれるもんです。
解釈の正解を目指さない
そんなことを続けているうちに、好きな作家さんにどんどこ出会います。
「新作が楽しみ」なんて思っちゃいます。楽しいです。
友達と感想を言い合ったりするのも楽しい。大事なのは国語の授業じゃないから、解釈の正解を探さない、押し付けない。私は好きな作家さんの作品だとつい興奮して解釈を押しつけそうになって、まずいまずいといつも思います。楽しい時間。
暮らしに余裕が生まれたら、小説きっとよめます!
小説、今はたぶん好きです。
全部を読み切れるわけじゃないけれど、読める本もぼちぼち出てきました。
数ページ読んでやめてしまうこともまだまだあるけれど…
誰にも言葉にすることができなかった気持ちとか、腑に落ちない気持ちとか、そうゆうのを肯定したり、寄り添ってくれる。
じんわりした辛さに、小説は効く。昔の傷も癒してくれる。薬みたい。
今小説が読めなくても、これからきっと読めるようになりますよ。多分。
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