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ハレとケのある生活【贅と慎】

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こんにちは、わいちゃんです。

年100万円生活を目標に
お金との関係を見直している20代女です。

さて今日はハレとケについて。
日本ではハレは特別な状態、祭りごとを指しケは日常を指すようですが私は日常でこの言葉を生まれてこの方というもの、ほとんど聞いたことがありません。

非日常の「ハレ」は贅沢に、日常の「ケ」は謹んで暮らすという考えが以前の日本にはあったそうですが、現代はそれが随分と忘れ去られているとある本で読みました。

ハレの価値観や憧れが、ケである日常に入りすぎて今苦しくなっているのかも、と言う話をします。

ハレとケのある生活

私はまさにハレとケをごちゃ混ぜにして過ごしてきたうちの一人。

例えば私が小学生の頃の口癖といえば母親へのセリフ、「今日も鍋〜?」「昨日とおかず一緒じゃん」「今日デザートないの?」といった言葉ばかり。恥ずかしながら何度も夕飯やお弁当にケチをつけて母親ぐちぐちと文句を言っていたものです。もちろん一端の庶民であり、お祝い事でもない日常の食事に対して、です。

ハレにもケにも物足りない

おそらく私の記憶のある時から、日本にはハレとケという概念がだいぶ薄まっていたような気もします。友人のお弁当や夕食の話、テレビで紹介される晩ご飯を見て私は我が家のご飯は手抜きだ!と騒いでいたわけですから。

こうしたハレとケが混同することによって「ハレ」らしさもなくなり、「ケ」の慎ましさにも物足りなさを感じるようになっているそうです。

混同した我々はお公家様と庶民の一人二役を演じることになります。お公家様になりたい庶民となれない自分。心身ともに満たされず疲労…という深い深い現代の落とし穴。知らずにすっぽりと穴の奥までハマってしまったうちの一人が私です。

ハレとケが混同しているもの

どうやらハレとケが曖昧になっているのは食事だけではなさそうなのです。

誕生日はハレ、クリスマスもお盆もお正月もハレ、祝日もハレ。

と、ここまではまだ良い気もしますが週末もハレ、平日業務後の時間もハレだし、花火大会もハレ、推しの誕生日ハレ?と言った具合でハレがどんどんと増えていて、もはやハレがハレではないのです。

ハレに追われて時間足りず

これはもちろん自分の生活を振り返ってみて感じることです。

日々イベントに追われ、一つ終わればまたイベントと飽きを知らない生活は楽しいですが、一つ一つのハレの楽しみも、準備するための時間も全く足りないのは私だけではないはず。

そう、時間がないのです。
ハレをハレとして過ごすだけの時間がない。
だからメリハリ、けじめというものもないから日常が苦しくなっているのかもしれません。

ハレのため準備をないがしろに

単純にハレが多すぎるから、現代人はの人類歴史史上最も時間がない時代を過ごしているとするとなんともおかしな話になってしまいます。

めでたいはずのハレの準備にオードブルやレトルト食品を選んだり、お祝いのテンプレートの文章を友人に送りつけることは私にとって楽しい準備ではなかったような気がします。

そういえば仕事が辛いから転職を考えている、という友人にスタバのドリンクチケットを送ったこともありましたっけ。あれは無理しないでね、と応援の気持ちで送っていましたがあまり良い贈り物ではなかった気もします。

ハレを減らす、選ぶ

友人が引っ越ししたから、転職したからと何かとお祝いしようと準備をしたりしていましたが、そもそもお祝いする必要があったのかも疑問です。

ないよりはあった方が良い、ぐらいに考えていたけれどそこにお祝いの気持ちは、正直あまりなかったような気がしてしまいました。

自分の中のお祝いのハードルを上げる

細かくお祝いすることはいいことだと思っていました。
どうしてでしょう?メディアの影響なのか、はたまた企業の宣伝文句や広告に乗せられたのか。

最近は祝うべき時にしっかりお祝いする方がよっぽど良い気がしています。
それは自分のためにも、相手のためにもです。

日常の食事だって慎ましくて良いし、服装だってそこまで高価なものを着る必要もないのかもしれません。

祝日だからといって特別な思い入れがないのであれば、家で日常を過ごしてもよかったのかと気づいた時にはホッとしました。

非日常の「ハレ」を取り戻す

その代わり、非日常のハレをもっと特別なものにすべく準備をしたいとワクワクしています。
例えばずっと行ってみたかったレストランを5ヶ月前に予約しても良いし、舞台のチケットに併せてハレの日を設定しても楽しそう。

最近「どこか食べたいお店ある?」「どこかいきたい場所ある?」と週末や長期休みでパートナーとの会話の話題に上がることがあります。本当にいきたいところがあったら、その質問を受ける前に何度も自分から思わず口にしてしまうかもしれないけれど、行きたい場所を自ら探さないといけないほど日常は忙しくなってしまっているのかもしれません。

なんとなく行きたい場所を探すのはもうやめて、なんとなくご褒美をあげるのもやめよう。
その代わりに、「いつか行ってみたいね」と話した場所を「いつ行こうか?」と遠い未来でも計画だててハレを楽しみにケを過ごしたいものです。

今日の本


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わいちゃん
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ブロガー
20代女性。東京都23区内月10万円でミニマリストの彼と同棲しています。
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