いまさら新聞を読み始めた話
こんにちは、わいちゃんです。
最近なんとなく新聞を読み始めて1ヶ月ぐらい経つ。
あ、もともと読んでいなかったのです。ついでに言えば家にテレビもありません。
しかもほとんどを家か図書館ですごすような生活をしているし、SNSは自分好みに最適化されているし、本を選ぶのだって自分。つまるところ世の中の流れをガン無視決めて過ごしていたこの数年間でした。
友人の友人が新聞社に勤めているらしい、ということを耳にしたのをきっかけに、なんとなく私も新聞を読みたいと思ったのが読みはじめのきっかけなのだけれど、それで生活が少しまた楽になったからこうしてブログで紹介したいと思い文字を書いている。
楽に暮らせるようになったヒントとかを日々こうして記録するブログです。
いまさら新聞を読み始めた話
新聞はすごい。毎日世界各地のニュースが飛び込んでくる。
今更なにを当たり前のことを、と思うかもしれないけれどある記事によれば新聞を読んでいる人はたった3%の人らしい。
新聞には政治や環境、金や事故のことが毎日書いてある。
世界中の情報、しかも最新のほとんど確かと思われる情報が知識ある賢い記者の皆様がせっせと書いて200円ぽっちで売ってくれている。
世の流れはSNSやネットで追えると思っていたけれど、多分新聞の方がまだ正確に捉えていると思う。
今はニュースもセレクトする時代だ。電車にのれば見出しとちょっとした解説がある短いニュースが流れるし、いろんなところでまとめられたニュースが無料で見れる。
また時代を無視してオールドメディアを好むなんて自分もひねてくれているのかなと思わなくもないけれど、紙の本が好きだから新聞も苦なく読めているのかもしれない。
きっと電子版だったらここまで読み続けることはできないだろうな。
久しぶりに読むと、何言ってるのか全くわからないことや、目ん玉落ちそうになるほどびっくりするような事がひょうひょうと紙面に書いてあった。
繰り返すけれど、TVもない、新聞もない、会社にも勤めないでなんとか自力で稼ぎながらも家で過ごして数年が経っていたから、世の中の流れからすっかり置き去りにされていたことを久しぶりに思い出したきっかけになった。
「世の中の流れ」を知ると自分の位置がわかる
今までは学校が世界だった。会社に勤めている時は会社が世界。
そしていつもその世界の常識から外れないように慎重に、丁寧に過ごしてきたつもりだった。
でもそれが案外小さな世界であることを新聞はよく教えてくれる。
私好みにセレクトされていない、大衆にむけたニュース。
それはスマホで日々最適化されている生活をすごしレコメンド機能に慣れきった私にはすごく新鮮なものに私には写った。
社会人になると、自分である程度選択することができる。
お金の使い道も、時間の使い方も、みるコンテンツも、思考も。
ひとつひとつ自分で判断して、どれだけ丁寧に選択を重ねているつもりでも時々自分を振り返ると、とんでもない辺鄙なところまで突き進んでしまっているんじゃないかと、猛烈な不安に襲われることがここ最近増えていた。
そんな感情になるのは、きっと私だけじゃないと思う。
だからこそ私好みじゃないオールドメディアの存在は生きる上での地図のようにもなると思う。
世間の興味とか、流れとかを把握しておくことは、自分の位置付けを知れるきっかけになる。
めくってもめくっても知らない紙
新聞を読んでいると、自分の無知さを嫌でも痛感する。
政治の用語、知らない著名人、知らないことだらけだ。
教養を身につけたいと思ったら、ネットで「大人のマナー」と検索する前に一冊新聞を買って読んだ方がよっぽどためになるのではないかと思った。
そのぐらい当たり前のように知らないことが書かれているのが新聞なのだ。
私と同じ20代で新聞を読んだ事がない人は、おそらく少なくない。
大学時代のインターンで、学校で意識高いと言われていた男の子が電車で日経電子版を開いているのを見たことが一度だけあるけれど、それきり話題にすらなった事がないのだ。
一つのお守り
政治や経済なんてつまらない、難しい単語が並べば尚更。
それでもこうして日本国民全員に向けたメッセージは案外現代において珍しいのかもしれない。
たまに自分の進んでいる方向が心配になった時にでも、新聞を手にとってみることは決して損させないと思う。
アナログな新聞だったらスマホでセレクトニュースをチェックしていたつもりが、気付いたらショート動画を経由してショッピングサイトを何時間も彷徨っていたなんてこともなくなる。
まさかこんな日がくるとは、みじんも想像しなかったけれど、人生って何が起こるかわからないものですよね。
この本で新聞を読めるようになった
社会人1年目からのとりあえず日経新聞が読める本 (「やるじゃん。」ブックス)
最初から新聞全てを読もうとするのは確実に心が折れる。
だからまずは新聞を切り刻んで、10分1の文字量にしようと提案してくれる本。
この本のおかげで、挫折せずに新聞ライフを過ごせるようになりました。