もう作り置きはしない
こんにちは、わいちゃんです。
作り置きなるものをやめてから、信じられないほど料理が楽しくなりました。
もちろんまさかそんな、な自体であります。
これまで毎週末せっせと副菜やらお肉の下味やらこしらえていたというのに、それら全ての作業を一切合切やめてしまってからというもの「え!?」と声が出るほどおいしい料理ができるようになったのです。
今回はその歴史について、ちょっぴり語ります。
もう作り置きはしない
作り置きをしないことによって、どんな魔法がおきたのか
その話をする前に、作り置きをするようになった経緯からちょっとばかしお付き合いいただけますと嬉しいのです。
もともと、子供の頃は料理はすきだった
料理ってなんかいいな、という感覚は家族の影響でしょうか、小学生の頃からぼんやりとありました。週末には母と毎週のようにお菓子作りをして過ごした学生時代、できたてのお菓子を近所の友達や家族、祖父母に振舞うのが大好きな子どもでした。
部活は家庭科部部長、委員会は生活委員会、今思い返せば小さな頃から暮らし全般に興味があったのでしょう。
それから大した理由はないけれど、気付けば部活やら勉強やらで中学生のあたりからお菓子作りをする回数がめっぽう減ってきた気がします。高校に上がってからは勉強漬けでほとんど作った記憶もありません。
大学生になり、社会人になり、気付けば私にとって料理とは「めんどくさい家事の一つ」に成り下がってしまいました。おいしいものを作りたい、食べさせたいと言う気持ちは微かに残っているものの、それよりも「つかれた」「時間がない」「めんどくさい」の方が圧倒的に大きいものになっていて、毎日のようにカップラーメンやコンビニ弁当を食べるようになりました。
コンビニ弁当で体を壊す
そんな加工食品漬けの生活が、大学生の頃の私の生活スタイル。
特に大好きでほぼ毎日食べていたのが、冷凍坦々麺。レンジでちんするだけで簡単おいしい商品で、どハマりした私はそればっかり食べていました。
健康を気遣って、たまには野菜ジュースを飲んだりもしていましたが、案の定身体の不調が続くようになります。たまには料理をするかとスーパーに寄ってみたところ、あさりの貝殻が売っていました。
直感的に、「ああ、あさりの味噌汁がのみたい」と思った私はあさりに関する知識0のままカゴに投入、インターネットで砂抜きの方法を調べて、暗所でしばらく待ち砂が抜けたらあさりの味噌汁に挑戦してみようと奮闘したのです。
料理が苦手、という意識の確立
しかし、だらしない生活に慣れきっている私は結局砂抜きを待てませんでした。
そのまま簡単なインスタントのラーメンか何かをずるずると食べ、お腹いっぱいで満足しあろうことかあさりの砂抜きのことをすっかり頭から忘れてしまったのです。
するとどうなったのか、数日後に台所のどこかから異臭が発生。
何かがおかしいと探索すると、台所したの戸棚の中でどんでもない異臭を発したあさりたちが鍋に入れていたことを思い出したのです…
これはまずい、と直感的にあさりを処分してしまいました。
とてももったいないことをしてしまったこと、やっぱり料理なんてめんどくさいんだ、ということ。いろんな恥ずかしさと悔しさとで、そのエピソードをきっかけに料理から自然と距離を取るようになったような気がします。
週末5時間かけて作り置きする日々
それから料理なんて、できればやりたくない「めんどくさい家事のひとつ」という認識を持つことになります。しかし時が過ぎ、一緒にすごすパートナーとの生活が始まったことを理由に料理をしぶしぶ再開。
なんとか料理を楽にしたいという思いからネットで検索をかけ、多くのビジネスマンが実践するであろう週末に作り置きをする作戦に出たのでした。
大量のお肉を買ってきて、何パターンかの野菜や調味料を入れて冷凍。
あとは平日焼くだけの状態にしてみたり。
副菜も何種類か作ってみて、冷蔵庫のタッパーにきれいに収納してみたり。
毎週違った料理で、作り置きを研究することは、新しい挑戦の連続で楽しい時間でもありました。
しかし大切な土曜日の午後5時間ほどかけて作りおきをしていたので、結局疲労困憊。
そのうちイライラが溜まってきて、なんでわたしばっかり頑張っているのにパートナーは手伝ってくれないんだと喧嘩をすることも増えました。
もともとは、お菓子作りをして家族に振る舞うのが大好きだったはずなのに。
いつしか作業の一つになってしまったからか、手伝ってくれないパートナーに怒りをぶつけるようになってしまったのです。
かなしいかな、作り置きがどんどんまずくなる
さらに追い討ちをかけるが如く悲劇はつづく。
なんと作り置きした料理がまずいのです笑
作り立ては確かにおいしかったはず、なのに時間が経つとまずくなる。
そしてイライラしながら作った料理は間違いなくまずさを感じたのは気のせいなのでしょうか。
とにかく頑張って頑張って作った料理が、びっくりするほどまずいので(ただ料理が下手とう可能性が高い)もう私のやる気ははるか彼方へ飛び立ちました。
そこで決心します。作り置きはもうやめよう、と。
シンプルでいい、できたてがうまい
試行錯誤を経て、なんと私料理に苦痛を感じなくなってしまいました。
それまでの過程でなにがあったのかを話すともう長くなり過ぎてしまうため大幅にカットしますが、結論「シンプルでいいから、できたてがうまい」ってことです。
コロッケやら、春巻きやら、キンパやら、どうやら私は頑張り過ぎたようです。
ただただ、買ったばかりの野菜を調味料一つ二つぐらいに留めて、肉なりむすなりして、最後にスパイスやめんつゆ、しおをちょろっとかければ信じられないぐらいうまい。
できたての威力、鮮度の威力はすごいのです。
そんなこんなで、私なんと料理を克服してしまいました。
正直いうと、たまにめんどくさくて袋ラーメンを食べてしまう時もまだありますが、以前と比べれば微々たるもの。快調快便、目覚めよし。
つまりですね、何が言いたいかというと頑張るのやめて、おいしい料理とよき体調が手に入ったというびっくり報告をどうしても伝えたかったのです。
案外頑張らないっていいもんだな、と思ったのでした。