住まい
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何はともあれ、片付けに乗り出した

いのせゆい
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どうも、いのせです。
暮らしのショートエッセイを書きました。

何はともあれ、

片付けに乗り出した話

そういえば片付け本の数ってすごいと思いませんか。
トヨタ式とか、こんまり流とか、いろいろ方法があるみたいで、一つの武道くらい種類があるような気がします。面白いです。

一度はまってしまうと面白くなってしまい、一日中棚の中の箱を引っ張りだし、床に並べてああでもない、こうでもないと過ごしたこともあります。

気づけば4時間ぐらい過ぎていて、もうご飯の時間かあとびっくり。家の中のものを処分しただけといえばそうなんだけど、釣り堀に行って1匹アジを釣り上げてきたような満足感があります。

謎のネジを捨て、貰い物のぬいぐるみを捨て、ついには「炊飯器」まで片付けてしまったほどですが、さて人生は変わったのか?お金は貯まったのか?というと、今のところまあまあ変わってほどほど溜まったくらいです。劇的ってわけではありませんよ、やっぱりそう簡単じゃないわけです。

しかしなぜか時間だけはたっぷりできました。
思い返せば探し物をほとんどしなくなったんですね。

どうやら1216時間も、人は生きているうちに探し物をするそうですよ。
わたしは物がいつもすぐなくなるので、きっと片付けしなければ2000時間は探していたでしょう。その時間が半分になれば、時間が生まれて、仕事もできるし、人生もわかるのかもしれません。

多分人生を変えるツボを探すよりも、片付けの方が確かな方法だと思います、多分。

気づけば捨て過ぎた、

ミニマリスト

そんなこんなで片付けに精を出していると、なんだか張り詰めたような気持ちになってきたんですね。自分の所有欲ってものを、自分の手でにぎり潰してしまうことが続きました。

海外に行っても、工芸品を買えなくなってしまいました。
友達のプレゼントも、あまり喜べなくなってしまった時期もありました。

何事もやり過ぎは毒だと再確認。
水ですら、致死量があるのです。片付けにも断捨離にも、愛情とかですら致死量がありそうです。

だから物をグッと減らしてみたり、逆に増やしてみたり、ふらふらしてみよう。綱渡りする人が常にバランスをとり続けるように、落っこちたりしないように。

どうしても起きれない

早起きが苦手で

自分の体質をずっと言い訳にしてきたけれど、早起きが苦手だ。
とにかく朝起きるのが辛い。

どうしても起きれなくて、学生時代に遅刻したことも多々ある。実を言うと、数え切れないほどあるのだ。

大人になると勝手に朝起きれるように進化するのだと、子供の頃は思っていた。今は起きるのが辛いけれど、どうせ将来は朝早く起きて、家族の朝食まで用意して、栄養満点なお弁当を作れる大人になるのだという未来を描いていた。

その夢物語の根拠はどこからくるのか。親である。
親が普通にできていたのだから、わたしだっていずれできるに決まっていると思っていた。それが全くの間違いだったと気づいたのは20半ばを超えてからだった。

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いのせゆい
いのせゆい
作家
20代。くらしのエッセイを書いています。
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